Story

99%のバッドエンドを潜り抜け、バグに侵食されたゲーム「World's Odyssey」からログアウトせよ

ゲームプログラマー・水梨新の元に届いた一通のメール。
差出人は、一年前、行方不明になったゲームディレクター・二ノ宮しいな
彼女はかつて新とともに完全仮想現実を実現したゲーム
“ワールズ・オデッセイ”の開発を行っていたが、
その突然の失踪により、プロジェクトも凍結されていた。
この不可解なメールは、存在しないゲーム“ワールズ・オデッセイ”の中に
消えた二ノ宮しいながいることを示していた。
ネットワーク上には削除されたはずのプログラムが復元されており、新は解析を試みる。
プログラムは原型をとどめないほどに書き換えられており、バグだらけとなった世界には、
しいながたったひとりの“プレイヤー”として存在していたのだった。

新はしいなと接触を図り、このゲームからログアウトできないことを知る。
そしてふたりはその手がかりを探し、心を持つNPCたちや現実にいる同僚たちとともに、
ゲームの“内”と“外”から攻略を進めていくこととなる……。

しかし、その先には
現実をも巻き込む恐るべき事態が待ち受けるのであった。