稲船敬二の超次元人生相談
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第5回:2011年7月25日更新
vol.13 :「夢はきっと叶うと信じています。」
vol.14 :「匿名掲示板で嫌がらせをうけてる。無視するべきでしょうか?」
vol.15 :「職場崩壊?趣味の競馬サイト作ってます。」
第5回 総評コメント
第4回:2011年7月11日更新
vol.10 :「似たようなゲームばかりでつまらない。 ゲームクリエイターは40歳で引退した方がいい。」
vol.11 :「ゲームメーカーの偉い人を怒らせてしまいました。業界ブラックリストに載りますか?」
vol.12 :「言いたいことを言い合うにはどうすればいいでしょうか。」
第4回 総評コメント
第3回:2011年6月27日更新
vol.7 :「ゲームがつまらない。ゲームをわからない 人間にゲーム会社の要職を与えるなよ。」
vol.8 :「ネットやゲームを繰り返す毎日です。」
vol.9 :「クリエイターに必要な要素とは?」
第3回 総評コメント
第2回:2011年6月13日更新
vol.4 :「起業をしたいけど不安がいっぱいです。」
vol.5 :「彼女とこのままお付き合いを続けていていいのでしょうか。」
vol.6 :「考えがうまくまとまりません。」
第2回 総評コメント
第1回:2011年5月23日更新
vol.1 :「部長に目をつけられ、思うように仕事ができない。 会社を辞めるべきか悩んでいます。」
vol.2 :「中二病について教えてください。」
vol.3 :「世界を目指すには何をすればいいのでしょうか。」
第1回 総評コメント
vol.10
似たようなゲームばかりでつまらない。
ゲームクリエイターは40歳で引退した方がいい。
ハンドルネーム : ジョン 属性 : バリバリ社員
最近、ゲームがつまらなくて困っています。
大昔にヒットゲーム作った人が数十年間、過去の栄光を盾に権力の座にしがみついてるのが原因じゃないですか?
もちろん漫画や映画の世界でも長く活躍する方はいますが、 ゲーム業界はそれらの業種と比べても製作トップが様変わりしてないように感じます。
それに、ゲームは漫画や映画と違って、ハードの性能が日々進化しています。
20年前のクリエイターが活かしきれるセンスがあるのか疑問です。
結局、絵を綺麗にすることくらいしか思い浮かばないので、絵がきれいになっただけの同じ事の繰り返しになっていませんか?
野球に例えれば、清原や桑田がいまだに主軸でやっているようなものです。
いっそのことゲームクリエイターは40歳で引退する事を業界のルールにして、 ユーザーの感性に近い若いクリエイターに任せてみたらどうでしょうか?

前回の相談にもあったものと似てるけど、あなたは本当に的を射ている。
その通りだと俺も思うよ。

でも、問題はゲームクリエイターの老化だけが原因じゃないんだよ。
あなたの言うように40歳以上のクリエイターが全員引退したとしよう。でもゲーム会社にはクリエイター以外にもいっぱい社員がいるんだよ。
営業、販売、宣伝、マーケティング、人事、総務、その他もろもろ。そこが今と同じじゃ何も変わらない。

それに最も重要なのは「経営陣」。ここも変わる必要があるように思うよ。

ゲーム会社は創業からまだ脱皮していない企業が数多くあるんだと思う。
クリエイターも若い連中にバトンタッチする必要があるし、経営陣も若い力を試してみる時期にきているんだと思うよ。
繰り上がれない構造になっているから下が詰まってしまって、詰まったまま腐っていってるんじゃないかな。

ゲームって若者の産業なんだからもっともっと30代、40代の社長が増え、20代、30代のゲームクリエイターが主力で頑張れれば違ってくるのかもよ。

野球みたいに体力の衰えが隠せない産業は入れ替わりが必然的にやれるんだけどね。
ゲームはやろうと思えば、50でも60でもゲームは作れるからね。

俺は40代ゲームクリエイターがもっと本気で経営を目指してくれればと願っている。そうすれば彼らは下にゲーム作りを任せるしかないんだ。
そして若い力で経営をして時代にあった戦略がとれる。若い戦略と若い戦術でゲーム業界は変わるんじゃないかと思っているよ。

今こそ、若い力や新しい発想をもっと重要視していけるゲーム業界を望んでいるよ。

しかし、理想と現実のギャップは本当に悩みの種だ。なんとかしたいよね。

今日より素敵な明日がある!

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vol.11
ゲームメーカーの偉い人を怒らせてしまいました。
業界ブラックリストに載りますか?
ハンドルネーム : flower 属性 : トラブル続きの災難男
個人契約にて、とあるゲーム会社と仕事をしたのですが、 トラブルが発生してしまいそのゲーム会社の偉い人を怒らせてしまいました。
非は100%こちらにあるので先方が怒るのは仕方がないのですが、 「うちに関係ある会社とは二度と仕事はできないようにしておく」みたいな事を言われてしまいました。
これって、いわゆる業界のブラックリスト的なものに自分の名前が載ってしまうということでしょうか?
その会社と仕事ができないのは仕方ないですが、他のゲーム会社にも悪評が届くと思うととても不安です。
実際、ブラックリストのようなものは業界に存在するのでしょうか?

「ブラックリスト」か。
よく漫画や小説なんかには普通に表現されていたりするよね。
現実問題あってほしくはないよね。
でも、どうだろう?無いって考える方が不自然な気はするよね。

もし、「ブラックリスト」なるものが存在し、そこにあなたの名前が載ってしまっていたとしよう。
気にすることはないんじゃないかな。そんなことを心配するより、とにかく一生懸命に働くことだ。

悪評なんて気にする人もいれば、全く気にしない人だって存在するから。

あなたに誠意があり、ちゃんと仕事をする人なのであれば、必ず手を差し伸べてくれる人はいる。
全てが全て、あなたと契約をしてトラブったゲーム会社の社長と友達なわけではないよ。
きっとその会社が嫌いな別のゲーム会社もあるはず。

あなたにどれだけの実力があるか、ただそれだけを見てくれる会社だってきっと存在するから心配はいらないよ。

気にせず、今まで通り仕事に励んでください。

今日より素敵な明日がある!

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vol.12
言いたいことを言い合うにはどうすればいいでしょうか。
ハンドルネーム : reno 属性 : 元学生 年齢:24歳
正しいと思った事は何でも正面からぶつかるのが私のモットー。

それが先輩であれ後輩であれ、 間違ってる事は間違ってると言いたいし言って欲しい。

正面から意見を交換し合って、 自分が間違ってるならそう説明してくれれば良いし、 相手が間違ってるならそこを認めて努力して欲しいと思う。

集団で手を取り合うには必須事項だと思うし、 これが出来ないと協力なんてまず無理だと思ってます。

でも人間年をとるほど他人の意見では動きにくくなるもの。
特に一定の地位を手に入れた人なら尚更です。

そこで質問、自分より上位の立場の人と、険悪にならずに言いたい事を言い合うにはどうすれば良いでしょうか。

うーん、すごく良くわかる相談だね。
まさに、あなたの考え方は俺の考え方でもあるから。

俺は生まれてから今まで、正しいと思ったことは正面からぶつかってでも言うという人生を歩んできた。

ハッキリ言ってたくさんの人に嫌われ、逆にたくさんの人に好かれた。

まあ、普通に考えたら「損」の多い人生になるよ。
なにか大きな武器を持たずに戦ったら、簡単に潰されコテンパンにされてしまうのがオチだよ。

仕事も出来ない奴が「正論」を正面からぶつけても「はぁ?」って感じだもんね。

自分自身が武器になる何かを持っているかを考えてからやった方が賢いとは思うよ。

考えてみようよ。間違ったことを間違っていると指摘された人の立場を。
大抵は間違っていても、相手は正しいと思い込んでいるし、よしんば間違いに気付いていたとしても自分より立場が下の人間から指摘されて素直に認める上司なんている訳がない。
もしそれが出来る上司だったらきっと間違ったことをしないよ。きっと最初から部下の意見に耳を傾けるから指摘なんてされないんじゃないかな。

上司があなたに指摘されて素直に聞かざるをえないくらいの武器を持てるのが一番。
上司にとって君は掛け替えのない戦力だと思われるくらい頑張ることだ。
そうすれば、上司はきっとあなたの意見に耳は傾け聞いてくれるだろう、いや傾けるしかない。

ただ、上司との関係を無視して険悪にならないで言いたいこと言うなんてありえない。
まずはあなたが出来るだけの努力をしなければ。それで武器を手にしたら正面からぶつかってください。

もし、それでも上司が聞く耳持たなければ、そんな会社は辞めましょう。俺みたいにね。

それでいいんじゃないかな。

今日より素敵な明日がある!

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第4回:2011年7月11日更新

なんかどんどん難しい相談になってきてるよね。
みんなの相談というより、俺の相談みたいなものが多かったように思う。
相談に答えながら、実は自分に言い聞かせているものもあったな。

人の話を聞くとか、人に話をするって本当に大事なんだよね。
人に言っていることは、実は自分自身に言っているのと同じなんだよ。自分自身が理解できないことは話せないから自分自身が常に理解しながら話すんだ。
だから、人と話すのは訓練になる。自己啓発には自分自身が話すことが一番。
そして考えが偏らないように、たくさんの人の話を聞くこと。価値観の違う人の話や、全く面白くない自慢話ばかりする上司の話もね。

聞く、話す、そして考える。この繰り返しが自分自身に力を与えてくれるから。意識してやってみようよ。

悩んで悩んで悩んでなんぼ。人生悩んだ数だけ楽しく生きられるんや!

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